「日本でダンスがここまで進化しているのか」Dリーグ初代最優秀ダンサーISSEIが開幕シーズンを回顧 (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • 木鋪虎雄●撮影 photo by Kishiku Torao

 ブレイキンの発祥はもともとギャングだったところもあって()、不良っぽいイメージや色でいうと黒っぽいイメージがあるんですが、それを振り切って、エンターテイメント性のある楽しいブレイキンや、さわやかでスポーティーなブレイキンがあってもいいと思っています。
※1970年代のニューヨークでは、ギャングが抗争をまとめるために銃撃戦の代わりにダンスの技で競い合っていた。その時に繰り広げられていたダンスが現在のブレイクダンスの原型と言われている

 次のシーズンでは、ブレイキンというジャンルでも、KOSÉ 8ROCKSのメンバーも、やったことがないことに全員が挑戦したい。ブレイキンの可能性をもっと広げたいなと思っています」

 セカンドシーズンは11月14日(日)に開幕する。そこでISSEI率いるKOSÉ 8ROCKSがどんなブレイクダンスを披露してくれるのか。楽しみでならない。

■後編につづく>>

【Profile】
ISSEI(イッセイ)
1997年6月1日生まれ。福岡県出身。6歳からダンスを始め、2012年には世界大会のうちの1つである「R16 KOREA」のソロ部門で優勝し、その後3連覇を果たす。2016年には日本人初の「Freestyle Session World Final」優勝、世界最年少での「Red Bull BC One World Final」優勝という偉業を成し遂げた。2020年には公益社団法人日本ダンススポーツ連盟(JDSF)ブレイクダンス本部の強化指定選手に選出。現在はプロダンスリーグ「第一生命 D.LEAGUE」に出場中の「KOSÉ 8ROCKS」のディレクター兼選手として活躍中。初年度のシーズンではMVDとMOST FAV DANCERの二冠を達成した。

◆インスタ「KOSÉ 8ROCKS」>>
◆インスタ「ISSEI」>>

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