カーリング中部電力の北澤育恵&中嶋星奈。名コンビが互いの素顔を暴露 (5ページ目)

  • 竹田聡一郎●取材・構成 text by Takeda Soichiro
  • 藤巻 剛●撮影 photo by Fujimaki Goh

――そういう時は、チームメイトの誰かが助け舟を出してくれるのではないですか。

北澤 ないです。それも含めて、この人のキャラなので(笑)。でも、もうちょっと面白いことを言えると思うんですけどね。カメラの前だと、優等生ぶるというか、当たり障りのないコメントをすることが多いですね。猫かぶっていますので、気をつけてください。

――さて、大事な日本選手権です。今大会から2022年北京五輪の選考レースが本格的に絡んできます。前回、2018年平昌五輪には惜しくも出場できませんでしたが、五輪への思いをあらためて聞かせてください。

北澤 オリンピックは、自分にとって大きな目標。その舞台を知っているモロちゃんが、昨季からコーチとして(チームに)付いてくれ、日本選手権も勝つことができたので、北京五輪への気持ちは一段と強くなりました。

――オリンピックという舞台に対してのイメージはありますか。

中嶋 世界選手権をもっと"最強"にした感じなのかなぁ? 昨年(3月)、私たちが出場した世界選手権はヨーロッパ開催(デンマーク・シルケボー)だったので、観客が少なかったけれど、あのアリーナの雰囲気に、たくさんのお客さんが入っている感じでしょうか。

――その舞台に立ったら、どういった気持ちになるのか、想像できますか。極端な話、「もうカーリングをやめてもいい」といった心境になったりするのでしょうか。

北澤 まだフワフワしたイメージしかないんですけど、そこまではいかないかな。私はずっと、自分の中で満足するまで、やり切った感があるまで、カーリングは続けようと思っています。

――昨年、日本選手権で優勝して、世界選手権で4位という結果を残しました。そこで、ある程度満足するようなことはなかったですか。

北澤 全然、満たされていないです。まだやり切ってもいないので、もっと(カーリングを)楽しみたいと思っています。

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