アジア2位に終わった中部電力。
課題続出もそれが世界一への糧となる (3ページ目)
「もちろん優勝を狙っていたので、残念ではありますが、世界選手権の出場枠は取ったし、悪くない(成績だった)と僕は思っています。それに、こんなに重かったり、急に滑ったりと、変化のあるアイスでいい経験をさせてもらいました。何が起こるかわからない決勝の舞台で、アイスへの対応、それについて細かいところまで話すための時間の使い方などが課題として残りましたが、それは(チームの)伸びしろになってくると思っています」
このあと、チームは年末にワールドツアータイトルである軽井沢国際を戦って、年明けにはスコットランド、スイスと欧州を転戦し、調整を進める。
アイスリーディングと、それに応じたショットの精度――それらを総合的に高めて、ゲームを通してのリスクマネジメントを習得し、日本選手権の連覇を狙う。
日本一から、アジア、世界で勝てるチームへ。中部電力の挑戦は、またひとつハードルが上がった。
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