2019.03.22

カーリング「藤澤山口」が連覇。
世界1位へ必要な武器を手に入れた

  • 竹田聡一郎●取材・文 text&photo by Takeda Soichiro

 軽井沢アイスパークで行なわれた第12回 全農 日本ミックスダブルスカーリング選手権は、藤澤五月山口剛史ペアの「藤澤山口」が連覇を遂げて幕を閉じた。

「ひとつでも多く試合ができるようにがんばりたい」

 開幕前にそう抱負を語った藤澤は、プレーオフ進出が決まった際に「対戦したいペアは?」と記者から質問されたときも、「すべてのチームとやりたいくらいです」と応じた。その言葉どおり、「藤澤山口」はゲームを経るごと、エンドを消化するごとに、さまざまな技術や戦術を吸収していくかのような戦いぶりで全勝優勝を飾った。

ミックスダブルス日本選手権で連覇を果たした藤澤五月(右)と山口剛史ペア カーリングは通常、ひとり2投、4人で8投を投じて1エンドが構成される。しかしこのミックスダブルスでは、2人で5つのストーンを分担して投げて行なわれる()。
※最初のストーンを投げるプレーヤーが、そのエンドの最後のストーンも投げなければならない。そして、もうひとりのプレーヤーが2~4投目のストーンを担当する。最初のストーンを投げるプレーヤーは、エンドが終了すれば、交代可能。

 4人制に比べて、手元に限られた石しかないため、小さなミスがより致命傷となり、スリルに満ちたエンドになることが多い。スイーパーも少なく、アイスの状態をジャッジする目が必要になる。