2019.02.12

カーリング界の新女王へ。
吉村紗也香が「新生」北海道銀行を変える

  • 竹田聡一郎●取材・構成 text by Takeda Soichiro
  • 甲斐啓二郎●撮影 photo by Kai Keijiro

北海道銀行フォルティウス
吉村紗也香インタビュー(前編)

 2018年平昌五輪で日本女子カーリング代表がついに銅メダルを獲得した。その代表チームであり、日本のカーリング界を大いに盛り上げたのは、ロコ・ソラーレだ。その活躍がさらに期待される一方で、国内には”打倒・ロコ・ソラーレ”を虎視眈々と狙うチームも多い。

 その筆頭が、北海道銀行フォルティウスだ。技術、経験ともにそろった選手が並び、開催中の第36回 全農 日本選手権(2月11日~17日/北海道札幌市)でも、優勝候補のひとつだ。

 今回、そんな北海道銀行フォルティスの新たな”エース”として期待される吉村紗也香(スキップ)に話を聞いた――。

北海道銀行フォルティウスのスキップ吉村紗也香――少し過去の話から振り返っていただきたいのですが、ご自身が本格的にカーリングの道で生きていこうと思ったのは、いつ頃ですか。

「常呂高校時代ですね。高校2年生のときの日本選手権(2009年大会)で2位になって、2010年バンクーバー五輪の(出場権をかけた)トライアルに出場したシーズンです。格上の相手にも互角のゲームができた記憶があって、オリンピックを意識し始めたのもその頃です」

――その後、札幌国際大学に進学。そこで、五輪出場も視野に入れたチームを結成するわけですね。

「ちょうど大学受験のタイミングで、大学でもカーリングを続けたいなと思っていたんです。そうしたら常呂高校時代のメンバーの何人かが興味のある学科があるということで、すでに札幌国際大学への進学を決めていて、同時に大学からも『カーリング部を創設します』というお話をいただいて、私も札幌行きを決めました」