カーリング女子、世界レベルを知った富士急は、LS北見に勝てるか? (3ページ目)

  • 竹田聡一郎●取材・文 text&photo by Takeda Soichiro

 代表決定戦に向けて、小穴は「ショットの精度を上げながら、結果につなげたい」と抱負を語った。彼女の言う「精度」とは、今回の世界戦で経験したような、石半分のズレで相手につけ込まれてしまう、シビアな"世界レベル"のものだろう。

 LS北見、北海道銀行、中部電力などに続いて、世界のアイスを経験したチームが生まれたことは、間違いなく日本カーリング界にとって大きなプラスだ。今回、富士急の選手が肌で感じた経験と悔しさが、本人たちだけでなく、ライバルをも刺激し、国内の競技力アップにつながっていくだろう。

 来季、世界へ羽ばたくのはどのチームなのか。新たな戦いが再び始まる。

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