「空飛ぶ才女」は世界選手権も技の勉強。
ハンググライダー・鈴木皓子 (4ページ目)
ところで、日本代表選手としての自分はどのように評価しているのだろうか。
「実は、人に勝ちたい気持ちはあまりないんです(笑)。ただ、大会に出るとうまい人と一緒に飛べて、勉強になるんですよ。その時の条件下で、より有効な選択はどれなのかを知ることができるからレースに出場しています。空をもっと理解できれば、ますます自由に飛べるようになれると思うんです」
昨年女子部門で優勝した「板敷山スプリングフライト」(3月)をはじめ、今季も国内主要大会に出場していく。そして、11月の日本選手権(静岡)に挑み、再び世界選手権への出場も目指すという。
世界選手権への出場をきっかけにそれまでの仕事を辞め、現在はアルバイトのかたわら、靴職人の修業も続ける。空に魅せられた少女が叶えた夢は、これからも世界の空へ広がっていく。
現在取り組む靴づくりは、もうひとつの夢だったという
4 / 4