2014.06.26

【月刊・白鵬】世界で躍動する田中将大と松山英樹の「魅力」

  • 武田葉月●構成 text&photo by Takeda Hazuki

田中将大と松山英樹の活躍に刺激を受けているという白鵬。第39回:田中将大と松山英樹

あらゆるスポーツに関心を持つ横綱。
当然、世界の舞台で活躍している
日本人選手のチェックは欠かさない。
なかでも今、最も注目しているのは、
メジャーリーグで戦う田中将大と、
米ゴルフツアーで奮闘中の松山英樹だ。

 鶴竜が第71代横綱に昇進し、大相撲夏場所(5月場所)から3横綱時代が到来しました。そのうえで、遠藤や大砂嵐ら若手力士も奮闘。同場所は、千秋楽までに満員御礼が10日間も出るほどの盛況ぶりでした。おかげで、力士たちの士気も高く、見応えのある取組が多かったのではないでしょうか。

 優勝の行方は、最終的に1敗の私と2敗で追う大関・稀勢の里との争いになりました。迎えた千秋楽、先に鶴竜と対戦した稀勢の里が勝利して2敗をキープ。結びの一番で、私が日馬富士に敗れると、優勝決定戦にもつれる状況でした。しかし私は、上手投げで日馬富士に快勝。きっちりと本割で優勝を決められて、横綱の責任を果たせたのではないかと思っています。

 ちょうどその日は、久しぶりにモンゴルから呼び寄せた両親も両国国技館で観戦。ふたりの目の前で29回目の優勝を飾り、一緒に万歳三唱ができたことは、本当にうれしかったです。モンゴル相撲の横綱を張っていた父は、やはり現場で相撲を見ていると血が騒ぐのでしょうね。私の取組の際には、自らも力みながら見入っていたそうです。それだけに、優勝祝勝会の席では、満面の笑みを浮かべて、大いに喜んでくれました。

 さて、今年2月のソチ五輪でも日本の選手たちが大いに活躍してくれましたが、今や各スポーツ界で、世界の第一線で奮闘している日本人選手がたくさんいます。なかでも強烈なのは、今季メジャーリーグのヤンキースに移籍した「マー君」こと田中将大投手(25歳)と、ゴルフの米ツアーで戦っている松山英樹選手(22歳)です。