【月刊・白鵬】尊敬する大鵬さんからもらった心揺さぶるメッセージ (3ページ目)

  • 武田葉月●文 text&photo by Takeda Hazuki

 さて、奇しくもその日、東京・有明コロシアムでは『第3回白鵬杯』が開催されました。今回は、日本とモンゴルから350名の子どもたちを招いて、個人戦と団体戦で熱戦が繰り広げられました。大鵬さんの3人のお孫さんをはじめ、佐渡ヶ嶽親方(元関脇・琴ノ若)の長男、時津風親方(元前頭・時津海)の長男、次男など、いわゆる「二世」選手も参加して、大会は大いに盛り上がりました。

 大鵬さんのお孫さんは、皆体格が立派で特に目立っていましたね。次男の納谷幸林(たかもり)くん(中学3年生)は180cm、120kg、三男の幸之介くん(中学1年生)は180cm、130kg、そして四男の幸成(こうせい)くん(小学5年生)が160cm、80kgと、さすが祖父の大鵬さん、父の貴闘力さん(元関脇)のDNAを受け継いでいるな、と思いました。そして何より、3人とも相撲が大好きで「おじいちゃんやお父さんのような力士になりたい」という夢を持っているのが素晴らしかった。

 彼らには、いつの日か力士になって、私と対戦して私を破ってほしいと思います。それで、私が引退できれば、最高ですね。

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