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高橋大輔の『オペラ座の怪人』は「まさにラスボス」 かなだいは新カップルへエール (2ページ目)

  • 小宮良之●取材・文 text by Komiya Yoshiyuki
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

【期待の新カップルにかなだいも太鼓判】

「今回のコラボナンバーはすべて魅力的ですが、『オペラ座の怪人』の続編に関してはとくに......」

 村元はそう言って、熱っぽく語っている。

「荒川さんから最初にお話を聞かせてもらった時から、『Love Never Dies』がこういう形でつながっていくんだ、というのがわかってきて。作っていくなかで、ファントム、クリスティーヌの気持ちを、それぞれが表現できるようになっているんですが、皆さんにどう思ったか、感想を聞きたいです! 現役の時の衣装をまた着るとは思っていなかったので、入るかなって心配しましたが(笑)」

 このグループナンバーは、新たにカップルを組んだ櫛田育良&島田高志郎にも"デビュー"の機会を与えている。初めてのアイスダンサーとしての演技だったが、かなだいの存在で勇気づけられるのか。堂々とした演技で、ふたりとも長身で手足が長いダイナミックさも出ていた。

「自分は彼らを見守るというよりは、素敵だなって見ていました。僕がアイスダンスを始めた時は大丈夫かなと思われていたでしょうけど、彼らは安心感があって、すごいと思います。これからどんどん素敵になっていくんだなって勝手に誇らしい気持ちで一緒にやっていました」

 高橋は彼らしい言葉を用い、後輩にエールを送っている。

 村元も、それに声を重ねた。

「今回のソロナンバー(『Faith』)も、かなだいで作らせてもらっているんですが、作った時から練習で初めて通しをやって、上達がすごく早くて驚きました。『オペラ座の怪人』でも一緒にリフトをする場面があるんですが、大ちゃんと『向こうのほうが上手じゃない?』って焦っちゃって(笑)。本当、それくらいスピードが速くて、素敵なカップルになると思います。いろんなジャンルの曲に挑戦してほしいですね。アイスダンスは奥深いし、追求するほど楽しいので、ぜひ長く滑って欲しいです」

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