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島田麻央が4回転ジャンプに挑む理由 ジュニアGP快勝は「一番高い目標を達成するための通り道」 (3ページ目)

  • 山本夢子●取材・文 text by Yamamoto Yumeko
  • photo by Kyodo News

【「実感がわかない」髙木謠が2位表彰台】

 島田とともに表彰台を飾ったのは日本の髙木謠(15歳)。表彰式後の会見では、2位という成績に「まだ実感がわかなくてびっくりしています」と笑顔を浮かべた。

 SPではスピードを出しすぎたことでコンビネーションジャンプの1本目が詰まってしまい、3回転+3回転のセカンドジャンプが2回転に。だが、ジュニアGP初出場の前大会(タイ)より楽しんで滑ることができたようだ。

 フリーでは中盤の3回転ルッツで手をつく場面もあったが、それ以外はしっかりとまとめてホッとしたような表情に。?木は「会場に来てフリーの練習をした時にジャンプが合わなかったりすることが多かったので不安があったんですけど、やるしかないと思って。うまくまとめられたのでホッとしました」と話した。

 SPで3位につけていた櫛田育良は、フリーの前半で細かいミスがありフリーは5位、総合4位。「観客の皆さんに楽しい演技を見てもらえるよう、後半の曲調が変わるところで気持ちを切り替えようと思いました」と、後半のジャンプをしっかりと決め、笑顔で試合を終えることができた。

 自身のジュニアGP2戦目(アルメニア大会)に向けて櫛田は「フリーでは最初のジャンプをミスしたあとに焦ってしまったりしたので、気持ちの面での立て直しを練習していきたいです」と課題を掲げた。次戦では『星の王子様』の薔薇をモチーフにした美しくユニークなプログラムを、のびのびと滑っているところが見たい。

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