宇野昌磨、友野一希、佐藤駿らはGPファイナル進出なるか。男子フィギュアの大混戦はNHK杯が大きなカギ (3ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • photo by Getty Images

羽生結弦の「ドラマ」再来なるか

 2014年のNHK杯では、前戦の中国大会フリーの6分間練習で他選手と激突する事故がありながらも2位になった羽生結弦が、GPファイナル進出を狙って強行出場しSPは5位発進。翌日のフリーも得点を伸ばせず、上位4人が残った状況で229.80点にとどまり、演技終了後はファイナルを諦めていた。

 だがあとの選手もミスが続き、羽生は4位に終わったものの、SP2位だったジェレミー・アボット(アメリカ)が5位に落ちたことでポイントが並び、羽生が2試合の合計で0.15点上回って6位でGPファイナル進出を決めるドラマがあった。

 そんな驚くようなドラマが、今回のNHK杯でも待っているかもしれない。

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