2020.06.08

髙橋大輔の革命的プログラム。
中野友加里は「鳥肌が立ちました」

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha
  • 能登直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

 フィギュアスケートファンなら誰もがあるお気に入りのプログラム。ときにはそれが人生を変えることも――そんな素敵なプログラムを、「この人」が教えてくれた。

私が愛したプログラム(1)
中野友加里(解説者)
『白鳥の湖~ヒップホップバージョン』髙橋大輔

『白鳥の湖~ヒップホップバージョン』を演技する髙橋大輔 お気に入りプログラムはいくつもありますが、とりあえず3つに絞ったので紹介させていただきます。

 1位は髙橋大輔くんの2007-2008シーズンのショートプログラム(SP)、『白鳥の湖~ヒップホップバージョン』(振付/ニコライ・モロゾフ)。2位はアレクセイ・ヤグディンのソルトレークシティ五輪(2001-2002シーズン)のフリー『仮面の男』(振付/ニコライ・モロゾフ)。3位が中国のペア選手で申雪、趙宏博組が2001-2002から2シーズン滑ったフリー『トゥーランドット』(振付/リー=アン・ミラー)です。

 フィギュアスケートは芸術を兼ね備えたスポーツ。美しさを競うためにクラシック音楽を使う傾向が強く、そういう曲を選んでプログラムを作る選手が多いと思います。そんな中で『白鳥の湖~ヒップホップバージョン』はフィギュアスケートの歴史を変えたプログラムだと思います。フィギュアスケートの概念を覆したと思えるほど革命的なプログラムとして、私の中では印象に残っています。