金メダルより大切なもの。
メドベデワがこだわった「演技への思い入れ」 (4ページ目)
「(大会で泣いたのは)人生で初めてで、いままでこんなことはなかったです。緊張はなく、感情が溢れ、心が軽くなりました。涙が出てきたのは、演技の後ではなくて、最後のダブルアクセルを跳んだ後から。たぶん、自分のすべてを氷上で出し切れたとわかったからだと思います」
負け惜しみではないだろう。結果として五輪優勝という記録は残せなかったが、それはファンの記憶に残るような演技だった。
「オリンピック前に、オリンピックを悔いなく終えたいと決めていました。後ろは振り返らないです。この先には大きなスケーターとしてのキャリアがあるので、前しか見ないでいきたいです」
メドベデワが来季、どんな目標とモチベーションを持って、新しいプログラムを作って見せてくれるのか。女子フィギュア界を席巻するロシア女子の主人公の今後に興味は尽きない。
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