2017.02.13

樋口新葉にチャンス。宮原なき四大陸
フィギュアはフレッシュな顔ぶれ

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha  能登直●写真 photo by Noto Sunao

 世界選手権代表になっても三原は「自分の実力はまだまだ足りない」と、浮かれた様子は微塵もない。初出場の四大陸選手権ではしっかりと結果を出して自信をつけ、世界選手権での飛躍の足掛かりを作ってもらいたい。

 宮原に代わって出場する3人目の代表には、昨年末の全日本で5位に終わって悔し涙を流した本郷理華が選ばれている。今季の前半戦の不振を一新するような演技を見せて、復調をファンやジャッジにアピールできるかどうかが注目される。

 20歳の本郷には、このチャンスを生かさないわけにはいかない事情がある。10代の有望選手が目白押しの日本女子。来季は彼女たちが続々とシニアに参戦してくる予定で、その勢力に対抗しなければならないのだ。全日本の結果を見ても、五輪代表の座が危ぶまれる位置に追い込まれた格好になっている。過去2回の四大陸選手権では連続して3位となっており、今回も表彰台を狙っているはずだ。
 
 そんな日本勢の前に立ちはだかる壁となりそうなのが、今季、好調なケイトリン・オズモンド(カナダ)だろう。GPの2大会は連続2位、GPファイナルでは4位。カナダ選手権では優勝を飾って代表の座を射止めた。SPで好位置につけてもフリーでミスが出るなど、まだ演技に波のある彼女だが、シーズンも後半戦に入って安定感が増してくれば、怖い存在の筆頭になる。