2016.07.17

羽生結弦を阻むライバルは誰か?
フィギュア新シーズン展望

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi 能登直●撮影 photo by Noto Sunao

 一方、3種類の4回転ジャンプを確実に決めてくるジンは、持ち前のジャンプに加えて表現力を磨いてきており、侮れない存在だ。また、昨季はGP ファイナルに進出するなど成長を見せた村上は、今季もSP、フリーともにローリー・ニコルが振り付けを担当。どんな演技を見せてくれるのか注目だ。

 女子は、浅田のプログラムに関心が集まる。SP、フリーともにローリー・ニコルの振り付けで、曲はともにスペインの作曲家ファリャによる『リチュアル・ダンス』。休養から復帰して1シーズンを経験し、新たにつくりあげる"浅田真央の世界"はどのような方向になるのか。

羽生結弦の新シーズンのプログラムがどんなものになるのか注目される  他の日本勢は村上佳菜子のほかに、昨季ジュニアGPファイナルに進出した三原舞依もスケートアメリカに出場する。海外勢は、昨季の世界選手権で上位に入っ たアシュリー・ワグナーとグレイシー・ゴールド(ともにアメリカ)も出場し、ロシアからは復活を期すユリア・リプニツカヤと、14、15年世界ジュニア2 位のセラフィマ・サハノビッチも出場。浅田ら日本勢は、先手を取って好結果を残しておきたいところだ。

 第2戦スケートカナダ(10月28日~/カナダ・ミシサガ)は、世界選手権後、ケガの治療に専念していた羽生がどこまでコンディションを仕上げ、どんな プログラムに挑戦してくるかが最大の見どころだろう。また、昨季の四大陸選手権のフリーで、史上3人目の200点超えを達成したパトリック・チャン(カナ ダ)が、新たな4回転を入れたプログラム構成にしてくるかどうかも気になるポイントだ。