平昌五輪まで安泰!? 女子フィギュアはロシア王国時代へ
12月11日からスペインのバルセロナで開催されたフィギュアスケートGPファイナル。女子シングルには補欠から繰り上がった唯一の日本選手、本郷理華が出場したが、やはり見どころは、6名中4人を占めたロシア勢のハイレベルな戦いだった。
自己最高点203・58点を出してGPファイナルで優勝した、 エリザベータ・トゥクタミシェワ
4人の年齢を見ると、今週18歳になるエリザベータ・トゥクタミシェワ、16歳のユリア・リプニツカヤ、アンナ・ポゴリラヤ、15歳のエレーナ・ラジオノワとみな10代。この中でリプニツカヤとラジオノワは世界ジュニア女王になっており、他の2人も同大会で表彰台を経験しているという豪華な顔ぶれだ。
自己最高得点は、リプニツカヤの209・72点を筆頭に、ラジオノワは203・92点で、他の2人も190点台後半と、世界のトップレベルを維持している。
さらに今季のGPシリーズでは、ラジオノワが2勝を挙げて一歩リードしているが、ポゴリラヤもスケートカナダで優勝、トゥクタミシェワは中国杯優勝とひけをとっていない。その日の体調や僅かなミスの差で、順位がガラリと変わってもおかしくない状況だった。
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