Sareeeは「熱い熱い令和の女子プロレスを見せたい」 狙うは朱里が持つIWGP女子王座 (3ページ目)
でも、過去イチと言っていいくらいに、不思議と燃えたんですよ。「これだけ落ちたなら、上がるしかない。落ち込むことは簡単だけど、それじゃダメ。どん底に落ちた私がファンに見せられるのは、ここから這い上がる姿、立ち上がる姿。それを見せられるのがプロレスラーだし、それがプロレスの醍醐味だ」と切り替えました。
負けたら終わりじゃない。諦めたら終わりだけど、諦めなければ、またみんなに希望や勇気を与えられる。それが自分の役目だなっていう想いが溢れてきましたね。
【IWGP女子王座を巡る不可解な流れに「なんなの⁉」】
――3月10日の自主興行では"モノが違う女"朱里選手と対決。30分時間切れ引き分けの死闘となりました。
きつかったですね。決めきれなかったのはすごく悔しいけど、今後は朱里には絶対に負けたくない。ここから、私と朱里の物語が始まっていくんだなって思いましたね。
――4月27日スターダムの横浜アリーナ大会では、岩谷選手に勝利した新IWGP女子王者の朱里選手に挑戦を表明しました。
本当は岩谷に挑戦を表明するために横浜に行きました。2024年4月、岩谷に負けているので彼女から獲りたかった。でも、気持ちを切り替えました。岩谷と朱里の戦いも激闘でしたからね。
――6月21日の代々木大会で、IWGP女子王座への挑戦が決まりました。ただ、6月6日にはイギリスで朱里選手がアレックス・ウィンザー選手の挑戦を受けるので、その勝者にSareee選手が挑戦することになります。
正直、「なんなの?」って感じですね。4月27日に横浜アリーナで挑戦表明して、朱里には「初防衛戦やってやるよ」って言われました。でも、そこから音沙汰がないし、なんの発表もなかったから、「どうなってんの?」って後楽園に直接聞きに行きました。
私が「6月21日スターダムのビッグマッチ、代々木でやろう」と舞台を指定したら、朱里も「やる」って。そうしたらタイミングよく映像が流れ、6月6日にイギリスでウィンザーが挑戦表明。なんなんですかね、あれは!? 私の挑戦を受けると言ったのに「海外でもやりたい」とか優柔不断なことを言って......。
――朱里選手はイギリスで防衛して、王者のまま戻ってくるんじゃないですか。
マジでムカつく! IWGP女子王座戦は、とりあえず決定したってことですよね?
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