オカダ・カズチカが1・4東京ドームで逆襲宣言。王者・鷹木信悟より「今は僕のほうが全然強い」 (3ページ目)

  • 篠崎貴浩●取材・文 text by Shinozaki Takahiro
  • 撮影●田中亘 photo by Tanaka Wataru

【「俺がいないと新日じゃない」】

「4日と5日、すごく大変な戦いなると思いますけど、それは鷹木さんも同じ条件。そのなかで僕は、2日ともメインイベントで戦って勝ちたい。

 オスプレイは5月の東京ドーム大会で戦うはずでしたが、大会が延期になって流れてしまった。鷹木さんは2021年に2連敗していますし、この3人でベルトを争うことに意味がある。誰が勝っても無駄なカードはない。4日、5日のメイン、注目してもらいたいです」

終始、笑顔を見せながらインタビューに答えた終始、笑顔を見せながらインタビューに答えたこの記事に関連する写真を見る 1・4(イッテンヨン)東京ドーム大会といえば、新日本プロレスが1992年から毎年1月4日に開催されている、プロレスファンお馴染みの大会。2020年に、29年目にして初めての2日連続開催となり、今年で3年連続となる。

「プロレスファンじゃなくても、1・4(イッテンヨン)という言葉は聞いたことがあるんじゃないかな。そのくらい世間にも浸透している、すごく大事な大会です。最近は1・4、1・5がありますけど、やっぱり新日プロレスでもっとも大事な試合は1・4だと思っています。"1年の終わり"であり、"1年の始まり"でもある大会だと思っています。1・5のメインイベントも大事ですけど、1・4という舞台に立てる人が、本当のトップ選手だと思っています」

 1・4への強いこだわりを話したオカダ。会場となる東京ドームにも特別な思いがあるという。

「何回行っても緊張しますし、ワクワクしますね。駐車場から控室に歩いていく時、グラウンドに出た時も『デカイところだな』とあらためて思うんです。でも、僕はまだあそこを超満員(4万3000人)にできてないんです。『マディソン・スクエア・ガーデンは超満員だったのに、東京ドームを超満員にしなくていいの?』っていう思いもあるので、なんとか超満員にしたいです」

 2022年、50周年を迎える新日本プロレス。その記念すべき年の幕開けの大会でオカダはメインを飾る。しかし50周年という節目については、「50周年だからといって、正直、そんなに変わらないんですよね。僕はどんな時でも団体を引っ張っていくつもりでいるので(笑)。中心は俺で、やっぱり俺がいないと新日プロレスじゃないでしょって思っている部分もあります」と言いきった。

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