オカダ・カズチカへの嫉妬、憂鬱な日々を乗り越え、内藤哲也が2冠王者 (4ページ目)

  • 大楽聡詞●文 text by Dairaku Satoshi
  • 白鳥純一●撮影 photo by Shiratori Junichi

 内藤はリングを去るオカダに、「東京ドーム初勝利、すごく気持ちいいな!またいつか勝負しようぜ」とメッセージを送り、公約どおりの「デ・ハポン」の大合唱で、夢に見続けてきた頂の景色を存分に味わう......はずだった。

 しかし大合唱を前に、同日の試合でNEVER無差別級の王座を後藤洋央記に奪われたKENTAが乱入。急襲を受けてリングに横たわる内藤の上に乗り、2本のベルトを持ってあぐらを組むKENTAは、大ブーイングが起こるなかで内藤への挑戦をアピールした。

 結果、2月9日の大阪城ホール大会で2冠をかけたタイトル戦が決定。1月7日に行なわれた会見で、内藤はKENTAの行動を「勝利した人間のみが味わう特別な空間に飛び込んできた。勇気のいること」と認めながら、「ジェイ、飯伏、オカダ、内藤、4人に比べたら1枚、2枚、3枚ぐらい落ちるんじゃないですか。おいしく料理してやりますよ」と返り討ちを宣言した。

 史上初の2冠王者に輝き、歴史に名を刻んだ内藤。しかしベルトを巡る争いは早くも動き始めた。"逆襲"を遂げた内藤のストーリーは、2020年も激動になりそうだ。

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