【今日は何の日?】新日本プロレス、旗揚げ

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • photo by Nikkan sports

旗揚げ戦でカール・ゴッチ(左)に手を上げられるアントニオ猪木(右)旗揚げ戦でカール・ゴッチ(左)に手を上げられるアントニオ猪木(右)【1972年3月6日】
幕開けのメインは『アントニオ猪木対カール・ゴッチ』

 日本プロレスに所属していたアントニオ猪木は、不透明な経理に不満を抱き、幹部の退陣を画策した。しかし、クーデターの疑いをかけられ、猪木は選手会から除名されてしまう。永久追放処分を受けた猪木は、1972年1月13日、新日本プロレスリング株式会社を設立。そして3月6日、東京・大田区体育館にて新日本プロレスの旗揚げ戦を行なった。

 メインイベントは、アントニオ猪木対カール・ゴッチ。時間無制限1本勝負で行なわれ、15分10秒、猪木の卍固めをリバーススープレックスで返したカール・ゴッチが、そのままフォールを奪って勝利した。後日、猪木は「手ごたえを感じた」と旗揚げ戦を振り返り、新日本の将来に大きな自信をつかんだという。

 その後、新日本プロレスは、藤波辰巳や長州力、タイガーマスクら次々とスターを輩出し、プロレス黄金期を築いた。旗揚げ戦から、今年で40年――。猪木の掲げた『ストロングスタイル』と呼ばれるファイトスタイルは、今も継承されている。

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