憧れの田中みな実と共演。女子大生eスポーツプレーヤー大友美有の野望

  • スサキリョウタ●取材・文 text by Susaki Ryota
  • 木鋪虎雄●撮影 photo by Kishiku Torao

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 世界中で1億人以上のプレーヤーがいるeスポーツタイトル「League of Legends(LoL=ロル)」。これは特徴が異なるキャラクターを選び、試合中に得た経験値やアイテムを駆使して敵の本拠地を目指す5対5のPC向け戦略ゲームで、日本でもプロリーグが存在する。ゲームの世界は流行り廃りが早い中、10年以上続いている息の長いゲームだが、それゆえにプロリーグの選手の高齢化が進みつつあり、若手の育成が大きな課題となっている。

 そんな状況にあって、次世代を担う存在として期待されているのが、大友美有だ。現在18歳の彼女は「全国高校生eスポーツ選手権」で連覇を達成した選手でありながら、「女子高生ミスコン2019」でファイナリスト入りを果たしたモデル・タレントでもある。

異色のキャリアを積む大友は、4月から大学生。大友は卒業を前に何を思い、4月からどのような道を歩むのだろうか。

――先日行なわれた「全国高校生eスポーツ選手権」は大友さんが高校生として出場する最後の大会でした。大会を終えてどのようなお気持ちですか。

 大会までは練習に必死だったので何も考えていませんでした。でも大会の翌日になって「これで私の高校生活は終わりなんだな」と気づきました。今までチームメンバーたちと過ごしてきた楽しかったことや辛かったことを思い出すと、泣きそうになってしまいます。

――メンバーや先生方には、どんな言葉を贈りたいですか。

 まずはいろいろ迷惑をかけてしまってごめんなさいと言いたいです(笑)。それから、メンバーや先生方がいてくれたからこそたくさん成長できたと思うので、出会ってくれてありがとうと言いたいです。

――ご両親は優勝に対してどんな反応でしたか。

 お父さんから「勝ててよかったね、今までお疲れ様」と言ってもらえました。ここまでLoLに集中できたのも私のことを信頼してくれた両親のおかげなので、二人にはとても感謝しています。

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