巨人の一員になるには実力だけではダメ。eスポーツで必須の力とは (3ページ目)

  • ハル飯田●取材・文 text by Haru Iida

「(読売新聞)社内での認知も広がりつつあります。今後も他部署と協力してさまざまなチャレンジを行なっていきたいですね。なかなか機会がなくて実現していないのですが、プロ野球のジャイアンツの選手とも何らかの形でコラボをしていきたいと常々模索しています」

 実際にeスポーツを観たことによって、プロ野球のほうのジャイアンツファンになったという声も挙がり始めている。山本氏もリアルとバーチャルが良い関係性を生み出し始めていることを実感している。この好循環をさらに加速させるために、山本氏は選手たちへプロとしての自覚の大切さを伝えている。

「これからも『強いだけではなく親しめる』という心掛けは大事にしなければいけません。また選手にも常に『ファンは大事にしなさい』とアドバイスしています」

 RSPLはまさにシーズン真っ最中。選手たちには試合への出場、実力の向上、自らの発信と、課せられる任務は多い。しかしG×Gは盤石な組織の元、先進的な意識を常に持って、時代を作っていく覚悟で突き進んでいる。

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