【男子バレー】マサジェディ翔蓮がセリエAで得る刺激 日本代表入りへ「アウトサイドヒッターで勝負したい」 (3ページ目)
【アウトサイドヒッターへのこだわり】
そしてコミュニケーションだけでなく、マサジェディにとって大塚の存在はプレーヤーとしてもお手本になった。
「大塚選手のプレーを盗めるかな、とミラノに来ましたが、間近で見るとディグ(スパイクレシーブ)がものすごい。『そこに位置取るんだ』と思う場面が何度もあります。やはり日本が世界と戦う上で、ディグやサーブレシーブといった守備面はとても大事になってきますし、自分がシニアの日本代表に選ばれたいと願うのであれば、そこは欠かせません。実際に大塚選手のプレーから盗んで、自分も徐々に結果が出ているのでとてもありがたいです」
日本人選手のなかでは比較的大柄な体格なだけに、代表に入った場合もオポジットに就くことは十分に考えられる。それでも、マサジェディ本人はこう言う。
「日本代表に選ばれたい思いを持っている以上、アウトサイドヒッターで勝負したいと考えています。確かにSNS上では『マサジェディはオポジットだ』『レフト(アウトサイドヒッター)は厳しい』といった意見を目にしますが、そこは自分の人生ですから。全日本インカレでは4年生同士がエース対角を組んだので、自分がオポジットに回りましたが、今後はずっとアウトサイドヒッターでプレーしたい思いがあります」
今回、初めて海外のリーグに身を投じてマサジェディが感じたのは、自分のサイズですら、世界のアウトサイドヒッターとしては"標準装備"だということ。
「みんな体が大きくてもサーブレシーブができるし、ジャンプも高いし、しっかりと打つことができる。『やはり世界は違うんだな』と衝撃を受けました。
ミラノでは当初、アウトサイドヒッターかオポジットのどちらかで起用されるという話でしたが、今はアウトサイドヒッターに専念しています。サーブレシーブも頑張っていますし、セッターのフェルナンド・クレリング選手(ブラジル)のトスがいいのか、スパイクのクオリティも上がってきました。
それに、アウトサイドヒッターでは大塚選手だけでなく、フランチェスコ・レチネ選手やトンマーゾ・イキーノ選手(ともにイタリア)から盗みたいポイントがたくさん。ハイボール(二段トス)の打ち方もよくなってきたと感じています。それは日本に帰ってからも実践したい。大学ではハイボールを託してもらえるような、その上でしっかり決められるエースになりたいです」
異国の地で得た学びを胸に、今春から大学生活2年目が始まる。将来の日本代表入りへの思いを強くさせながら、その歩みを止めることはない。
【プロフィール】
マサジェディ翔蓮(まさじぇでぃ・かれん)
2007年1月28日生まれ、長野県出身。専修大学1年生。身長205㎝。アウトサイドヒッター、オポジット。元男子日本代表コーチのアーマツ・マサジェディを父に持ち、「2025男子U19世界選手権大会」では男子U19日本代表のキャプテンを務めた。福岡大学附属大濠高校から進学した専修大学では1年目からレギュラー入りを果たすと、昨年末の全日本インカレでは甲斐優斗(4年生・大阪ブルテオン)とともに戦った。その後、イタリア・セリエAのパワーバレー・ミラノに契約選手として入団。
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