SVリーグになって具体的に何が変わる? 大河正明チェアマン「石川祐希選手でも『日本でやりたい』と戻ってきてくれる」リーグへ (3ページ目)
――サントリーサンバーズ大阪の髙橋藍選手や、ジェイテクトSTINGS愛知の宮浦健人選手など、昨季まで海外リーグを戦っていた日本代表選手も日本に帰ってきました。
「その2人にしても、『SVリーグという舞台で自分が切磋琢磨できる』と感じてもらえたかどうかが大きいと思います。彼らも含めて、すでに各チームには世界のトッププレーヤーがいますが、今後はその幅を広げていきたいです。
将来的に、SVリーグが"日本人選手によるリーグ"ではなく、"日本人選手も参加している世界最高峰のリーグ"という位置づけになれば、レベルが世界基準になっていく。そうなることで、イタリアでプレーする石川祐希選手(ペルージャ)もいずれは『日本でやりたい』と日本に戻ってきてくれるのではないか、と考えています。
私自身は、日本人選手が海外リーグに挑戦すること自体は、まったく悪いことだと思っていません。ただ、できれば大学在学中や高校を卒業してからなど、若いうちに行ってほしい。今季は男子日本代表の高橋慶帆選手(法政大学)がフランスリーグに挑戦しますが、彼のように若くして海外を経験した選手が、20代半ばに日本に戻ってきて、世界最高峰のSVリーグにチャレンジする。そんな流れができることが理想だと思います」
――いよいよSVリーグが世界最高峰に向けてスタートを切ります。あらためて、その取り組みを表現するならどのような言葉になりますか?
「SVリーグの取り組みは、『日本バレーボールが持つポテンシャルの塊を顕在化させるもの』だと捉えています。おそらくバスケットボールやサッカーのプロリーグが始まった当初よりも、現在の日本バレーボールに備わっているポテンシャルは上だと思っています。ですが、リーグに関しては人気、事業面などで後塵を拝している。そのポテンシャルを遺憾なく発揮できるように、SVリーグは進んでいきます。
そうなれば、選手をはじめ、チームのスタッフや指導者、試合に関わる審判や関係者がみんな、『私はSVリーグに携わっている』と胸を張って言えるようになるでしょう。そんな世界を実現させていくのが、私のミッションです」
<プロフィール>
大河正明(おおかわ・まさあき)
1958年5月31日生まれ、京都府出身。銀行員時代にJリーグへ出向した経緯があり、退行後にJリーグへ入社。常務理事を務め、クラブライセンス制度の導入などに携わる。その後、Bリーグのチェアマンや日本バスケットボール協会の専務理事・事務総長などを務めた。2020年からびわこ成蹊スポーツ大学の副学長、学長を務め、2022年9月にVリーグの副会長に就任し、新リーグ構想に着手。今年7月、SVリーグチェアマンに就任した。
【写真】SVリーグで期待の選手たち 男女10人フォトギャラリー
3 / 3





















