2020.10.28

西田有志が『ハイキュー!!』愛を語る。
「とにかくリアルすぎます」

スーパーエース・西田有志 
がむしゃらバレーボールLIFE
 特別編

 7月20日、『週刊少年ジャンプ』の人気バレー漫画『ハイキュー!!』が約8年半の連載に幕を閉じた。

 作品の舞台は、かつての高校バレーの名門・宮城県立烏野高校。主人公の日向翔陽(ひなた・しょうよう)が同校に入学すると、排球部には中学時代の最後の公式戦で惨敗した相手チームのセッター、影山飛雄(かげやま・とびお)の姿があった。2人はことあるごとに反発し合うが、日向の驚異的な身体能力と、影山の正確無比なトスが融合して超高速のコンビプレーが生まれる。ふたりが個性的なチームメイトたちと共に全国の頂点を目指すという物語だ。

 同作は現役のバレー選手にもファンが多く、日本代表の若きエース・西田有志(20歳、ジェイテクトSTINGS)もそのひとりだ。2014年から始まったアニメを見たのをきっかけに、作品に「どっぷりハマった」という。

 10月26日発売の『週刊少年ジャンプ』では、西田が作品の魅力を語るインタビューを掲載。今回、そこでは収まりきらなかった"『ハイキュー!!』愛"を、特別にスポルティーバからお届けする。

『ハイキュー!!』の魅力を語った西田選手。両脇は作中に登場するVリーグ2チームのユニフォーム(撮影場所:有明アリーナ)――西田選手が思う『ハイキュー!!』の魅力はどこにありますか?

「とにかくリアルすぎるんですよ。僕は烏野高校の(東峰)旭や田中(龍之介)などアタッカー陣の目線で読むことが多いんですが、ブロックが強力な相手にスパイクが決まらない、サーブが入らない、レシーブも乱れちゃうといった状況は、何度経験してきたかわかりません。その苦しさを知っているので、アタッカーたちが苦境を乗り越えるシーンでは胸が熱くなります」

――西田選手は、そうなった時にどう対応するんですか?

「自分の気持ちを楽にする方法をいろいろ考えてきました。『俺はできる』と思うことも大事ですけど、『今日はこれができない』と諦めることも必要です。例えば、今日はスパイクでブロックを抜けないとなったら、ブロックアウトを狙うことに切り替えるといったように。それはプライドを捨てるわけではありません。逆に自信を保ったままじゃないと、素早く考えを切り替えることはできないので」