2020.01.10

黒後愛と石川真佑が本音で語る。
互いの特長や課題、高校時代の裏話

  • 中西美雁●取材・文 text by Nakanishi Mikari
  • 谷本結利●撮影 photo by Tanimoto Yuuri

 バレーボール女子日本代表の若きエースである、黒後愛と石川真佑。ふたりは高校バレーの名門・下北沢成徳高校出身で、現在は共にVリーグの東レアローズに所属している。

 Vリーグ(V.LEAGUE)はレギュラーラウンドが終わり、東レは最後の試合でスターカンファレンス2位に浮上。1月11日からのファイナルラウンドに進むことになった。まずはそこでリーグ優勝を目指すことになるが、黒後と石川には今夏の東京五輪での活躍にも期待がかかっている。そんなふたりに、ファイナルラウンドへの意気込みや、東京五輪への意識などを聞いた。

日本代表での活躍も期待される、東レの黒後(左)と石川(右)――昨年のワールドカップ、黒後選手は大会前に右足を捻挫した影響で出場機会が限られましたが、どのような気持ちでチームメイトのプレーを見ていましたか?

黒後 昨年の目標が、ワールドカップに出てチームに貢献することだったので、すごく悔しかったです。でも、戦っているメンバーの前でそういった気持ちを出してはいけないと思っていましたし、復帰した時に100パーセントの自分が出せるよう準備をしていました。真佑がすごく活躍していたことも、「早く一緒にやりたい」とモチベーションを高めてくれましたね。

――石川選手はアンダーカテゴリーの代表で活躍し、ワールドカップ開幕の直前でシニアに初召集されましたが、その時の心境は?

石川(アンダーカテゴリーで)試合をする時は、「少しでも(シニアのレベルに)近づけるように」とは思っていましたが、先のことは意識していませんでした。そんななかで招集され、国際舞台で活躍されてきた先輩方のなかに入り、最初は不安や緊張もありました。それでも、(高校時代の先輩である)愛さんがいたこともあって徐々に楽な気持ちになれて、大会が始まる頃には「やってやろう!」という気持ちになっていました。

――ちなみに、石川選手が高校1年生の時に黒後選手は3年生でしたが、どんな存在でしたか?

石川 ……(笑)。

黒後 え、怖くなかったよね?(笑)

石川 厳しいことはありましたけど、それはチームのためにそうしていたと思っていますし、バレーに集中していたので怖いということではなかったです。

黒後 気を遣ってくれてありがとう(笑)。