2020.01.19

大坂なおみ、全米で学んだ自分への対処。
全豪はリラックスムードで自信

  • 神 仁司●文・撮影 text&photo by Ko Hitoshi

 フィセッテコーチとの練習中に、大坂は、しっかりコーチの目を見てアドバイスを聞き、ときには笑顔も見られ、新パートナーとの師弟関係は良好なようだ。

「彼(フィセッテコーチ)は、以前組んでいた選手とのたくさんの経験があり、彼が知っているたくさんの情報に期待しています。彼を信頼できるし、尊敬もできます」

 フィセッテコーチは、ベルギー人で39歳。これまでキム・クライシュテルス(ベルギー)、シモナ・ハレプ(ルーマニア)、アンゲリク・ケルバー(ドイツ)、ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)らと組んで、彼女たちをグランドスラムの決勝や優勝へ導いた実績がある。試合データやショットのスタッツを駆使しながら、選手にアドバイスをする手腕は一目置かれており、大坂とはどんな化学反応が起きるのか、新タッグで初めて戦うグランドスラムに期待が膨らむ。

 今回の全豪で第3シードになった大坂は、大会ドローのトップハーフに入り、1回戦で、マリエ・ボズコバ(59位・チェコ)と初対戦することになった。

「彼女(ボスコバ)のことは本当に知らないの。メインドローにいるみんながいい選手であり、1回戦はいつもとてもタフなものだと思う」

 このように語った大坂が勝ち上がった場合、2回戦では、ジェン・サイサイ(41位、中国)と予選を勝ち上がったアンナ・カリンスカヤ(108位、ロシア)の勝者と対戦する。サイサイとの対戦成績は、大坂の1勝1敗。大坂が17歳の時に、2015年ITF岐阜大会の決勝ではフルセットの逆転負けを喫している。カリンスカヤとは対戦したことがない。

 さらに順当に勝ち上がった場合、3回戦からはシード選手同士の対戦が始まり、第32シードのバルボラ・ストリコバ(33位、チェコ)なら、過去の対戦成績は大坂の2勝1敗。もしくは、15歳の新鋭コリ・ガウフ(66位)と対戦する可能性も秘められている。昨年のUSオープン3回戦での対戦が記憶に新しいが、大坂の1勝0敗だ。