ボッティーニコーチも自信あり。「圭はマイアミで優勝を狙う」 (3ページ目)

  • 神仁司●文・写真 text & photo by Ko Hitoshi

 ボッティーニコーチは、「マイアミでは、優勝が目標です」と力強く宣言する。

「圭への期待は、もちろん大きいです。今はどの大会に出場する時も優勝を期待していますし、私たちはいつも優勝したいと思っています。彼もそれができる強いメンタルを持っています」
 
 トップ10プレーヤーの錦織の主戦場はマスターズ1000大会であり、そこでよい結果を出すべきであるとボッティーニコーチも感じている。

「年々、圭がマスターズで優勝できる可能性は大きくなってきていると思います。できることなら今年、マスターズの初タイトルを獲得できたらいいですね。特に今年はいいプレーができていますから、2大会目となる(マイアミの)マスターズで初優勝できたらいいですね。もちろん1回といわず、何回でも優勝できたらいい」

 今回のマイアミ大会は、ドローのボトムハーフ(下半分)のシードダウンが激しい。2回戦で、第4シードのスタン・バブリンカと第5シードのラファエル・ナダルが敗れた。さらに3回戦で、第2シードのアンディ・マリーと第9シードのジョー=ウィルフリード・ツォンガが姿を消した。

 この時点でボトムハーフでは、第6シードの錦織が残っているシード選手の中で最上位となり、この状況をマスターズ1000初制覇への追い風としたいところだ。

「(試合ごとに)ストロークとサーブがよくなってきているので、次に向けて、自信がみなぎっています」

 錦織がボッティーニコーチとともに、週末マイアミで大きな仕事をやってのけるかどうか、を楽しみにしたい。

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