日本代表「超速ラグビー」のカギを握る司令塔・松田力也が語る「チームをリードしていきたい」 (3ページ目)
【松田が30歳でワイルドナイツを離れる理由】
高校時代はFBとしてプレーし、大学4年時の初キャップもFBとして選出された松田。CTBとしての能力も高く、今季のリーグワン・プレーオフ準決勝で2トライを演出したように、走力も武器とするランニングSOだ。エディージェパンでも積極的にランで仕掛けることが求められている。
「ジェイミー(・ジョセフ前HC)の時の10番はゲームコントロールに重きを置いていましたが、超速ラグビーではボールを持って仕掛けていくイメージが強い。少ないフェーズでトライを取りきることもキーになってきます。
エディーさんからは、『もっとボールにアグレッシブに行ってほしい』と言われました。今まではゲームコントロールを学んできたので、次はどんどん勝負していきたい」
今年5月で30歳となった松田は今季終了後、2017年から7年間プレーしたワイルドナイツを離れる決断を下した。「2027年ワールドカップに向けて、どこでプレーするのが一番かを考えました、30歳になるので現実的なことを考えて」海外ではなく、国内チームに移籍する予定だという。
今の心境を、松田は語ってくれた。
「ワイルドナイツが嫌いになったわけではなないですし、日本代表でジェイミーからエディーに変わって違うラグビーのうれしさ・新鮮さをすごく感じているように、そういうのを感じたかった。ワイルドナイツを(倒すのを)目標に、移籍するなら勝ちたいと思います」
30歳での決断について、ジョーンズHCに話をふってみた。
「松田はまだ29〜30歳ですよね。(アイルランド代表のジョナサン・)セクストンは38歳でワールドカップに出ました。だから松田がもっと成長し続けようとするところを、ぜひとも見たいですね!」
そう言われた松田も、こう返す。
「セクストンと比べたら、誰でも若手になってしまいますが(苦笑)。チームでの立ち位置は上になりましたが、ベテランという気持ちにもなっていません。学ぶ姿勢、気持ちのところでも、誰よりもうまくなりたいです!」
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