2019.04.13

日本代表におすすめ。ラグビーW杯に
間に合うふたりの外国人選手

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

 9月に開幕するラグビーワールドカップ日本大会へのカウントダウンが、刻々と進んでいる――。

 日本代表を指揮するジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)は「全員に試合を経験させる」ため、日本代表候補・約60名の選手を、「サンウルブズ」と「ウルフパック」のふたつに分けた。そして、スーパーラグビーとその2軍にあたるチームと対戦することで、彼らに多くの実戦経験を積ませている。

ラピースが日本代表に入れば戦力は確実にアップする 休養を取っていた日本代表の主力数名も、4月下旬から試合に復帰する予定だ。サンウルブズは4月19日と26日の夜に、東京・秩父宮ラグビー場でニュージーランドの強豪と対戦(19日=ハリケーンズ戦、26日=ハイランダーズ戦)。一方、ウルフパックは20日に千葉・市原のゼットエーオリプリスタジアムでハリケーンズBと、27日は秩父宮ラグビー場でウェスタン・フォースと対戦する。

 ワールドカップに出場する最終登録メンバーは31名は、9月頭の期限前に発表される予定だ。日本代表候補の約60名は、6月に宮崎で40名ほどに絞られる合宿に参加することが第一関門となろう。

 キャプテンのFL(フランカー)リーチ マイケル、PR(プロップ)稲垣啓太、PR具智元(グ・ジウォン)、HO(フッカー)堀江翔太、FL(フランカー)姫野和樹、SH(スクラムハーフ)田中史朗、SO(スタンドオフ)田村優、CTB(センター)ラファエレ ティモシー、WTB(ウイング)福岡堅樹、FB(フルバック)松島幸太朗――。彼らは指揮官からの信頼も厚く、合宿には間違いなく呼ばれる。

 その一方、まだ代表キャップを保持していないものの、「3年居住」という代表資格(※)を得られれば、すぐにでも日本代表に選ばれそうな外国人選手がいる。それは、昨シーズンからサンウルブズでもプレーしている南アフリカ出身のふたり、身長2メートル越えのFL/LOグラント・ハッティングと、「ラピース」という愛称で呼ばれているFLピーター・ラブスカフニだ。

※ラグビーの代表チームはオリンピックのような「パスポート主義」ではなく「協会主義」であるため、その国や地域に所属するチームで3年間プレーすれば代表選手になれる。