2018.02.26

サントリー、日本代表に続き、
サンウルブズでも。流大が主将デビュー

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

 2月24日、スーパーラグビー参入3年目のサンウルブズは東京・秩父宮ラグビー場で開幕戦を迎え、オーストラリアの強豪ブランビーズと対戦した。前半は19―15でリードしたものの、最終的には25-32の逆転負け。それでも7点差以内の敗戦でオーストラリア勢から初めて勝ち点1を獲得し、今後の躍進に期待の持てる内容だった。

パドルの中央で全員に指示を出す、ひときわ小柄な流大 開幕戦でゲームをコントロールするSH(スクラムハーフ)の先発に名を連ねたのは、国際経験の豊富な「日本人初のスーパーラグビープレーヤー」田中史朗ではなかった。サンウルブズの「9番」を背負ったのは、身長165cmの小柄な新キャプテン。スーパーラグビー経験ゼロながらキャプテンのひとりに抜擢された流大(ながれ・ゆたか)だった。

 どこからでも攻めていく「アタッキングマインドを持って臨んだ」という流は、初めてのスーパーラグビーの試合でも持ち味であるテンポの速いボールさばきを披露。2シーズン連続2冠に導いたサントリーサンゴリアスでのプレーと同じように、サンウルブズでも巧みに攻撃をリードして前半の3トライに貢献した。

「前半はすごくいい形で入れて、(19-15で)リードして折り返すことができた。どこからでも攻めようという意志があってモールからトライも獲れたし、スクラムから2次、3次攻撃でトライを獲れたシーンもあった。準備したプレーはすごくよかった」

 ただし、流は前半最後にノックオンを犯し、後半早々にも自陣ゴール前で味方がボールを奪った直後にパスミス、そのボールをそのままトライされて逆転を許してしまう。

「後半最初に僕のミスでリードされて、そのままリードできずに終わったので、反省が残ります」

 この失トライはパスの受け手とのコミュニケーション不足で生じたものであり、流ひとりの責任とは言い切れないが、試合後には肩を落としていた。