2018.01.15

「今季いちばん怒られた男」が
悔しさをバネに、サントリーV2に貢献

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

 1月13日、東京・秩父宮ラグビー場にて「日本選手権兼トップリーグ総合順位決定トーナメント」の決勝戦が行なわれた。ラグビー日本一を決めるこの舞台に駒を進めたのは、サントリーサンゴリアスとパナソニックワイルドナイツ。今年度からサンウルブズの活動期間を確保するため、昨年まで行なわれていた日本選手権がトップリーグのプレーオフを兼ねることになった。

サントリーの2冠達成に攻守で貢献したCTB中村亮土 結果はサントリーが12−8でパナソニックを下し、2年連続で日本選手権とトップリーグの2冠を達成。日本選手権では通算2位の新日鐵釜石(現・釜石シーウェイブス)に並ぶ8回目の頂点となり、トップリーグでは東芝ブレイブルーパスに追いつく最多タイ5度目の優勝を飾った。

 この試合では「アグレッシブアタッキングラグビー」を標榜するサントリーが、「堅守速攻」を持ち味とするパナソニックのディフェンスをどうこじ開けるかが焦点だった。

 そのなかで輝きを放ったのは、ゴールド&ブラックジャージーの「12番」。サントリーが誇る日本代表CTB(センター)の中村亮土(なかむら・りょうと)だ。

 試合早々、サントリーにチャンスがやってくる。前半4分にオーストラリア代表のレジェンドSO(スタンドオフ)マット・ギタウがグラバーキック(ゴロキック)を放つと、そのボールに反応した中村がボールをキャッチし、そのままインゴールを駆け抜けてトライを挙げた。