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「五郎丸より大物」が続々と参戦!
今季トップリーグで必見の新戦力 (5ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

 そのホワイト監督が「優勝を知る男」としてトゥーロンから呼び寄せたのが、2007年ワールドカップでともに美酒を味わったFL(フランカー)ジュアン・スミスだ。196cm・116kgと恵まれた体躯を持ち、モールやラインアウトだけでなく、ボールキャリアとしての能力も高いオールラウンダーである。トゥーロン時代はギタウとともに国内外のタイトル獲得に大きく貢献した。

 ルーキーながらチームキャプテンに指名された帝京大出身のFL姫野和樹とともに、スミスは新生トヨタ自動車の象徴となるだろう。ワールドカップを制したホワイト監督とスミス、そして「常勝軍団」帝京大出身の姫野のウィニングカルチャーがチームに根づけば、今季トヨタ自動車が大きく飛躍を遂げることも決して夢ではない。

 そして最後は、王座奪還を狙うパナソニック。HO(フッカー)堀江翔太、SH田中史朗、WTB(ウィング)山田章仁ら日本代表が揃うTL優勝候補は、手薄だったLO(ロック)を3人加えるなどさらに強化を進めた。そのなかでも今季、TL新人賞候補と見られているのがSO/CTB松田力也だ。

 帝京大出身の松田は大学選手権の5~8連覇に貢献した若手有望株で、大学3年時に代表初キャップを獲得。今年6月の日本代表でも存在感を示し、すでにサンウルブズでのデビューも果たした。

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