2016.05.09

【ラグビー】38歳、謙虚な鉄人。大野均は灰になっても走り続ける

  • 松瀬 学●文 text by Matsuse Manabu  齋藤龍太郎●写真 photo by Saito Ryutaro

 すこぶる元気である。動きは"ベリー・ヤング"のチーム最年長。スーパーラグビーで史上5人目の38歳プレーヤーとなったサンウルブズの"キンちゃん"こと大野均は年齢の話になると、ほろ苦い微笑をうかべた。試合前日の5月6日が誕生日だった。

「照れくさいですね。この年で現役やっていて、ひと回りも若い選手から、『誕生日おめでとう』と言われて......。ハハハ、できればそっとしといてほしかった。スーパーラグビーに参戦している以上、年齢に関係なく、試合に出た以上はチームの勝利に貢献していかないといけないと思っています」

7日のフォース戦もスタメン出場した大野均

 7日の秩父宮ラグビー場。サンウルブズはリーグ下位に沈むフォースに22-40で敗れ、2連勝とはならなかった。やはりスーパーラグビーは甘くはない。個々のフィジカル、スピードで劣っているうえ、組織プレーの精度が悪く、インターセプトから2つのトライを許した。ラインアウトの出来も悪く、特にディフェンスの際の姿勢が高かった。タックルで体を当てても、倒し切れてないから、ゲインを許してしまった。