リーチ マイケルが誓う!「W杯の目標は、3勝してベスト8」 (2ページ目)

  • 松瀬 学●文 text by Matsuse Manabu
  • 高見博樹(T&t)●写真 photo by Takami Hiroki(T&t)

W杯3勝する自信はあります!

――エディーさんは記者会見で、W杯初戦の南アフリカ戦の先発メンバーは頭ではもう考えている、と言っていますが。

「僕の印象では、(次戦以降に温存することなく)ベストメンバーでいくと思います」

――でも、すべてベストメンバーだと大変でしょう。特に初戦の南ア戦と第2戦のスコットランド戦までは中3日の強行日程です。

「大変です。でも、いける。そのためにハードな練習をやっているのです。試合が終わって、2日後にはもう1回、ハードな練習をしてきた。ジャパンの選手はみんな、タフです。自分にも相手にも負けない」

――ハードな練習をして、どんなラグビーをしますか?

「まずスクラムは強くなっています。あと、当たり前ですが、相手の弱いところを攻める。プレッシャーに対応する。いま、だいぶ柔軟性が出てきている。クリエイティブに対応できる。同じ形で常に3つ、選択肢がある。ワイドに振るか、ショートにするか、キックを使うか。だから、相手によって、まったく違う攻め方ができる。最初の20分と後半の序盤20分を変えることもできる。ジャパンは、相手が読みにくいアタックをします」

――その戦術を遂行するためにはフィジカルとフィットネス、そして頭も必要でしょう。

「そうです。(昨秋の)マオリ・オールブラックス戦もそうでした。頭をちょっとうまく使って、最初は40点差が、次に接戦になりました(※2)
※2 昨年の対マオリ・オールブラックス 11月1日(神戸)21-60、11月8日(東京)18-20

――ひとつ疑問です。南アにも勝ちにいくなら、目標を4勝としてもいいのでは?

「ははは。そりゃ、そうですが。最低の目標です。最低3勝という意味です」

――マイケルは前回の2011年W杯にも出場しました。唯一、4試合すべてで先発フル出場でした。どんな大会でしたか。

「すごく悔しい大会です。練習して、頑張って、勝つ、勝つと言って、勝てなかった。すごく悔しいし、すごく恥ずかしいし......。(当時の)ヘッドコーチのJK(ジョン・カーワン)には申し訳ないと思っています」

――マイケル選手はトンガ戦でトライしました。最後のカナダ戦の引き分けも惜しかったですね。

「負けみたいなものでした」

――カナダ戦の夜、(試合会場の)ネイピアの酒場でジャパンのロック大野均選手と一緒になりました。彼は言っていた。W杯では4年間の努力のすべて、人としてのすべてが試される場だと。

「キンさん(大野選手)の言ったこと、よくわかります。だから4年間、生活のすべてを、勝つために捧げています」

――改めて、3勝する自信は?

「あります」

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