2013.12.26

【高校ラグビー】波乱の予感。群雄割拠の花園を制するのは?

  • 斉藤健仁●文&写真 text & photo by Saito Kenji

 大阪の冬の風物詩となっている”花園”こと「全国高校ラグビーフットボール大会」が近鉄花園ラグビー場(東大阪市)にて12月27日から1月7日にかけて行なわれる。一昨年度(2011年度)は東福岡(福岡)が3連覇を果たし、昨年度(2012年度)は常翔学園(大阪)が御所実(奈良)を17-14で下して優勝している。

 そして今年度の花園をひと言で表現すれば、「群雄割拠」だろう。有力校の実力が拮抗し、優勝予想が難しい大会となっている。

伏見工や京都成章といった常連校を破り、初の花園出場を果たした赤のユニフォームの桂高校。

 毎年、花園を占うひとつの指標となっている春の選抜大会。今年は大阪同士の決勝となり、大阪桐蔭が東海大仰星を破って初優勝を遂げた。しかもベスト4には常翔学園、大阪朝鮮が入り、「大阪強し」を印象付けた。だが、昨年度の優勝校である常翔学園は大阪府予選で敗退。また、昨年度の準優勝校であり今年春の近畿大会でも準優勝を飾った御所実もライバルの天理に敗れ、花園出場を逃した。さらに、前回大会4強の国学院久我山も東京第2地区決勝で東京高校に敗れた。

 昨年度の花園ベスト4のうち3チームが出場できない中、今年度のAシードに選出されたのは大阪桐蔭と東海大仰星の選抜大会ファイナリスト2校と、3大会ぶりの全国制覇を狙う神奈川の雄・桐蔭学園の計3校。

 なかでも注目は、春の選抜大会に続き二冠をうかがう大阪桐蔭だ。LO中村大志、NO8吉田杏(よしだ・きょう)らのフォワードは力強く、バックスも主将のSO喜連航平(きれ・こうへい)、FBの岡田優輝を中心にスピードがあり、ボールを展開する能力にも長(た)けている。初のAシードで注目が集まる中、どこまで力を発揮できるのか楽しみだ。