2012.09.14

【ラグビー】大物外国人の獲得はジャパンにとってプラスとなるのか?

  • 加藤康博●文 text by Kato Yasuhiro
  • 井田新輔●写真 photo by Ida Shinsuke

今シーズンからトップリーグのパナソニックでプレイするニュージーランド代表のソニー・ビル・ウィリアムス 昨年に引き続き、ジャパンラグビートップリーグは世界トップクラスの選手と続々と契約を交わしている。2007年のW杯優勝メンバーで南アフリカ代表ワイナンド・オリフィエはリコー。ニュージーランド代表からは2011年W杯の優勝メンバーで48試合の代表経験のあるジェローム・カイノがトヨタ自動車。そしてラグビー界きってのスター選手であるソニー・ビル・ウィリアムズ(愛称SBW)はパナソニック。どの選手も文句なしの世界的ビッグネームだ

 これまでどんなスター選手が来ても一般のメディアではあまり話題に上がらなかった。しかしSBWはその端正なマスク、そしてボクシングでも東洋太平洋ヘビー級1位という"二足のわらじ"の話題性もあり、テレビやネットのニュースでも取り上げられている。「ラグビー人気の火付け役に」という期待の声も聞こえるが、過剰な期待は禁物だ。

 SBWがいくらスターとは言え、サッカーのデビッド・ベッカムのような一般的な知名度はない。「ソニービルがパナソニック?」と、その紛らわしさに首をひねる光景があちこちで見られているのが実情である。まずは海外ラグビーのファンや、ラグビー経験があってもあまりスタジアムに足を運ばない層を呼び込むのが現実的な目標となるだろう。

 それはさておき、彼らスター選手の来日は、日本ラグビーの強化にどれほど効果があるのだろうか。