バスケ町田瑠唯×バドミントン志田千陽対談「あまり球技が得意じゃなくて...」「得意科目は体育でした(笑)」 (3ページ目)
【社会人1年目はフィジカルが弱すぎて】
── おふたりとも高校を卒業後、実業団に入ってプレーしましたが、いきなり社会人となって苦労した点はありましたか?
志田 右も左もわからない状況だったんですが、とにかくレベルが高いのは当然として、プレーしているとパワーや体の強さ、フィジカル面で差が出るんだなって痛感したんです。だから1年目、2年目はその点で通用しなくて焦りましたし、これでやっていけるのかなって自信を失いかけたことがありました。
町田 私も高卒で入って、高さはもちろんのこと、コンタクトするうえでフィジカルの差はすごく感じましたね。だから、まずは身体作りから。とにかく食べて、トレーニングをたくさんして、身体を大きくしたんです。
私は、食事もトレーニングもやればやるほど成果が出るというか、逆に体重が増えすぎて、量を抑えてもいいんだよって言われたぐらい。最初にガッといったのがよかったみたいで、2年目からは徐々に身体が変わって、少しずつプレーに慣れていけたんです。
志田 私は逆に高校3年生の最後に太りすぎて、もっと絞らなくちゃいけなくなったんですけど、体幹トレやウェイトを学生時代にまったくやっていなくてフィジカルが弱すぎて、強い球がくるとまったく耐えられなかったんです。だから体幹トレの基礎であったり、走り込みを増やすなどして、弱点を埋めていくような感じでした。
町田 体幹は本当に大事ですよね。私は身長が高くないので(162㎝)、高さでは勝てない分、コンタクトでも負けてしまうと完全にやられちゃう。そこでどうにか勝負しないといけないって。
志田 実は私も町田さんと身長が一緒で、バドミントンの選手としては大きくないほうなんです。私はダブルスの後衛なんですけど、後衛の選手って一般的には身長が高くて、角度のあるショットが打てるタイプが多いんです。
だから私の場合、体幹を使って絞るようにショットを打たないと、シャトルが浮いてしまってカウンターを食らったりするので、そういう意味では人一倍身体を作っておかなければいけないと考えているんです。
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