モデル経験もある女子バドミントン大堀彩、ファッションの本場パリでの五輪で目指す笑顔と涙 (3ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 中村博之●写真 photo by Nakamura Hiroyuki

【ファッションの街・パリへ】

ーー以前、アパレルブランドのモデルもやっていましたが、ファッションに興味はあるのですか。

「私自身、女子力はまったくないのですが、洋服は大好きなので、遠征中でもスマホでずっと服を見たり、休みの日は買い物に行くことも多いので、(モデルを経験する機会があって)シンプルにうれしかったですね。

 以前、知り合いの占いをやっている方に私の将来の天職を聞いた時、『アパレル関係が向いている』と言われて。それが当たるとか当たないとかはちょっとまた別問題ですけど、興味がある分野なので気になりました」

――パリはファッションの本場。大会終了後にそんな趣味にあてる時間もあるかもしれませんね。

「フランスオープンの時などは、毎回試合が終わってから代表のメンバーとパリの街をフラフラ歩いたりしたんですけど、ちょっと値段のケタが違うので手が出ないかなと思います(苦笑)」

【Profile】大堀彩(おおほり・あや)/1996年10月2日生まれ、福島県出身。富岡第一中学校→富岡高(ともに福島)→NTT東日本→トナミ運輸。高校時代はインターハイ団体戦優勝ほか、個人では2012年から3年連続世界ジュニア選手権に出場し、3位、準優勝、3位の成績を収める。シニアの世界選手権6回出場を始め、国際大会で活躍するも、オリンピック出場には届かなかったが、パリ五輪シングルス代表に内定した。

プロフィール

  • 折山淑美

    折山淑美 (おりやま・としみ)

    スポーツジャーナリスト。1953年、長野県生まれ。1992年のバルセロナ大会から五輪取材を始め、夏季・冬季ともに多数の大会をリポートしている。フィギュアスケート取材は1994年リレハンメル五輪からスタートし、2010年代はシニアデビュー後の羽生結弦の歩みを丹念に追う。

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る