父は横浜ベイ元投手。チーフスQBマホームズはスーパーボウル制覇なるか (6ページ目)

  • 永塚和志●取材・文 text by Kaz Nagatsuka
  • photo by AFLO


 つまり、49ersはラン攻撃でじっくり攻めることができれば、マホームズらをフィールドに立たせる時間は減っていき、それだけ得点される可能性も少なくなるということだ。まさに「攻撃は最大の防御」の言葉どおり。

 グリーンベイ・パッカーズとのNFCチャンピオンシップは、49ersらしさがふんだんに出た試合となった。ディフェンスでは相手QBアーロン・ロジャースから3サックを奪うなどプレッシャーをかけ続け、オフェンスではモスタートがラン220ヤード・4TDを挙げる大活躍でパッカーズを圧倒した。

 49ersのQB、ジミー・ガロポロが投じたパスは、試合を通じてわずかに8本。現代NFLでは信じられないほどの衝撃スタッツだったが、「QBがパスを投げなくても勝てる」を象徴した試合だった。

 49ersを率いるカイル・シャナハンHC(ヘッドコーチ)は、攻撃コーディネイターだったアトランタ・ファルコンズ時代の第51回スーパーボウルで、前半28−3と大きくリードしながらペイトリオッツに逆転負けを喫した苦い経験がある。今回はチームの指揮官として、捲土重来を期す。

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