2年目のTリーグ開幕。男子は勢力図に変化も、ダントツ優勝候補は不変 (4ページ目)

  • 佐藤主祥●文 text by Sato Kazuyoshi
  • photo by AFLO

 昨シーズンはリーグ最少の6勝、勝ち点18に終わり、4位に沈んだ琉球アスティーダ。エースとして活躍した丹羽が抜けたのは大きな痛手だが、T.T彩たまから吉村真晴を獲得できたことは、優勝を目指すうえで明るい兆しとなった。

 さらに、韓国のベテランカットマン、チュ・セヒョクが参戦を発表。世界選手権個人で銀メダル、オリンピックで団体銀メダルなど、数多くの世界大会でメダルを獲得している韓国のレジェンドだ。韓国代表から引退し、第一線からは身を引いたものの、その実力は健在。世界最高峰と言われるカットマンがいかに実力を発揮できるか。それによってチームの成績は左右される。

 また、中国出身でカタールに国籍を移したリ・ピンも注目選手のひとり。2009年の世界選手権ミックスダブルスで優勝しており、ダブルスの強化が課題だった琉球アスティーダにとっては大きな補強となった。全体的にベテランが多い印象だが、長年の戦いで培った豊富な経験を生かし、虎視眈々と下剋上を狙う。

【琉球アスティーダ】(◯は新加入選手)
ジュアン・ジーユアン(台湾)
チェン・ジエンアン(台湾)
有延大夢
ジャン・ホンジェ(台湾)
村松雄斗
チュ・セヒョク(韓国) ◯
リ・ピン(カタール) ◯
木造勇人 ◯
吉村真晴 ◯

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