2019.01.25

Tリーグ初代王者を占う後半戦。
男女の優勝争いでカギになるのは?

  • 佐藤主祥●取材・文 text by Sato Kazuyoshi
  • photo by Tsukita Jun/AFLO SPORTS

 いよいよ1月30日に後半戦が始まるTリーグ。昨年10月に開幕した2018-2019シーズンも、すでに各チームが13試合を消化し、残すところ8試合のみとなった。後半戦の試合は、女子の2位・日本生命レッドエルフと3位・日本ペイントマレッツによる”大阪ダービー”で幕が開く。

女子の1位・木下アビエル神奈川のエースとして活躍する石川佳純 やはり、”スター軍団”の実力は伊達ではなかった。Tリーグ開幕前に男子の優勝候補筆頭に挙げられていた木下マイスター東京は、その期待を裏切ることなくトップを独走。2位のT.T彩たまに勝ち点差9をつけ、初代王者を射程にとらえている。

 そんな木下だが、年末には痛恨の3連敗を喫しており、悪い流れを引きずる可能性もなくはない。個人ランキングでも13勝を挙げて首位を走る絶対的エース・張本智和も、1月20日に閉幕した卓球全日本選手権の男子シングルスではまさかの準決勝敗退。大会を通じて本来の攻撃的な卓球は発揮できておらず、張本の状態によっては波乱が生じる可能性も出てくるだろう。

 木下の背中を追う残りの3チームも、これ以上の独走を許すつもりはない。T.T彩たまは、エースとしての活躍を期待された吉村真晴はここまで2勝5敗と振るわないが、7勝を挙げて個人ランキング4位につけている鄭栄植(チョン・ヨンシク)がチームを牽引。平野友樹も好調を維持しており、昨年12月23日の木下戦では水谷隼をストレートで下している。

 鄭も昨年5月の世界選手権で張本、水谷の木下2枚看板に勝利し、Tリーグ開幕戦でも、チームの勝敗が決まった後の4戦目だったが水谷を3-2で破っている。対木下の相性のよさから、鄭と平野の活躍次第では十分に巻き返しを狙えるだろう。残り6試合の直接対決からは目が離せない。

 3位の岡山リベッツは、上田仁・森薗政崇ペアの強力なダブルスを武器に虎視眈々と首位を狙う。同ペアは木下戦では4戦全勝。さらにはTリーグで11試合ダブルスを組み、9勝2敗という圧倒的な勝率を誇っている。

 開幕戦で水谷が「最初のダブルスを取ったチームが7、8割勝てる」と話すほど、このTリーグにおけるダブルスの重要性は高い。そのため上田・森薗ペアの役割はチームにとって大きなウエイトを占めていると言える。