17歳「みうひな」が初ペアで初優勝。卓球若手はコンビも自由自在に (3ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko 千葉格/アフロ●写真 photo by Itaru Chiba/AFLO

「美宇ちゃんが言ったように、自分はどっちかというと中陣で打つタイプなので、どこに来たら美宇ちゃんの一番得意なプレーができるかなというのを考えて、自分が打たなきゃいけないコースを徹底することができたのでよかったなと思います」(早田)

 初戦はスロバキアのペアに3-0、2戦目は韓国のペアに3-1と順調に勝ち進んだが、勝負のヤマ場は準決勝だった。グ・ユーチン(中国)、スー・ワイヤム(香港)ペアに苦戦。得点を取り合う展開の末、3-2の僅差で勝利している。

「シングルスではできることがダブルスではできないことが多くて、どんなに強い選手でもダブルスではそんなに強くないというのがあるんです。だけど、(今大会は)2人のお互いのいいところを出すことができたので、それが勝因かなと思います」(早田)

「準決勝がすごい接戦だったので、そこを勝てたことがすごく大きかった。決勝もいいプレーができたので、準決勝で強い相手に勝ててよかったです」(平野)

 準決勝の激戦を制した勢いは衰えず、決勝では台湾ペアにストレート(11-7、11-8、11-9)で圧勝した。とはいえ、このペアはこれでいったん解消。次戦となるスウェーデンオープンの女子ダブルスには早田・伊藤美誠(みま)組で参戦する。

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