天国のコービーに是が非でも捧げたい。レイカーズ、10年ぶりの優勝へ (5ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by AFLO

 注目したい選手は、昨シーズン新人王に輝いたダラス・マーベリックス(ウェスタン7位/33勝22敗)のルカ・ドンチッチ(SG)だ。ドンチッチは昨季以上の輝きを放っており、今季は平均28.9得点(リーグ6位)、9.5リバウンド(17位)、8.7アシスト(3位)を記録。ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス/PF)やハーデン、アンソニー・デイビスらとともにMVP候補にその名を連ねている。

 一方、新人王レースではメンフィス・グリズリーズ(ウェスタン8位/28勝26敗)のジャ・モラント(PG)が最有力候補だ。平均17.6得点、7.1アシストのスタッツ以上に、華のあるプレーが観客を惹きつける。現在、月間最優秀新人賞をウェスタンは毎月モラントが、イースタンは毎月ケンドリック・ナン(マイアミ・ヒート/SG)が受賞している。

 しかしながら1月22日、右ひざ半月板損傷の手術をしてリハビリ中だったニューオーリンズ・ペリカンズ(ウェスタン11位/23勝32敗)の怪物ザイオン・ウィリアムソン(SF)がついにNBAデビューを果たした。まだ10試合の出場にとどまるが、豪快なダンクを連発して平均22.1得点を挙げており、いきなり強烈なインパクトを残している。

 シーズン後半戦はシード争いのみならず、各アウォードの行方にも注目したい。

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