【NBA】プレイオフ初戦で強豪激突。ウェストは大荒れの予感 (2ページ目)

  • 水野光博●構成・文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by AFLO

 第4シードは、勝率でグリズリーズやスパーズに劣るも、「ディビジョン首位は第4シード内が確定」という規定により、ノースウェスト・ディビジョン首位のトレイルブレイザーズが獲得。55勝で並んだグリズリーズとスパーズは、ウェスタン・カンファレンス内での対戦成績が上回るグリズリーズが第5シード、スパーズが第6シードとなった。そして最後は勝率順に、マーベリックスが第7シード、ペリカンズが第8シードに食い込んでいる。

 つまり、今年のウェストはわずかの差でシード順位が大きく変わるほど、肉薄した戦いを演じているのだ。それを裏付けるように、ブックメーカー『ウィリアムヒル』の優勝予想オッズも、イーストと比べてチーム間の数字は大きく開いていない。ウェストのオッズは、以下のとおりだ。

ゴールデンステート・ウォリアーズ=2.50
サンアントニオ・スパーズ=3.20
ヒューストン・ロケッツ=9.00
ロサンゼルス・クリッパーズ=9.00
メンフィス・グリズリーズ=11.00
ダラス・マーベリックス=17.00
ポートランド・トレイルブレイザーズ=23.00
ニューオーリンズ・ペリカンズ=67.00

 ウォリアーズとスパーズが本命で、ロケッツ、クリッパーズ、グリズリーズ、マーベリックスの4チームが対抗馬といったところだろう。80倍以上のオッズが3チームもあったイーストと比較すると、ウェストの実力がいかに拮抗しているかが分かる。

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