検索

【NBA】ダンク&3Pコンテスト、「新たな伝説」誕生の予感 (5ページ目)

  • 水野光博●構成・文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by Getty Images

 だが、優勝者がスリーポイントのスペシャリストばかりでない点も面白い。2006年のダーク・ノビツキー(ダラス・マーベリックス/PF)、2012年のケビン・ラブ(当時ティンバーウルブズ/PF)なども優勝している。ただ、「希代のスリーポイントシューター」と称されたレジー・ミラー(1987年~2005年/元インディアナ・ペイサーズ/SG)は5度出場しながら、一度もコンテストに勝てずに終わっている。

 1ラウンド1分間で25本のシュートを放ち、通常のボールは1点、5球あるボーナスボールは2点で計算され、最大30点。1ラウンド歴代最多得点は、1986年のホッジスと、2008年のカポノが記録した25点だ。しかし今年は、それを超える記録が出る可能性も十分にある。

 注目は、ゴールデンステート・ウォリアーズの「スプラッシュブラザーズ」、ステファン・カリー(PG)とクレイ・トンプソン(SG)のチームメイト対決だ。2月4日のマブス戦で10本のスリーポイントを沈めるなど、好調を維持して4度目の出場となるカリーは、「勝つまで出場する。悔しい思いをしているからね」と、かなりの本気モード。一方のトンプソンは、1月23日のキングス戦の第3クウォーターだけで9本のスリーポイントを成功させ、1ピリオドでの得点数のNBA新記録(37得点)を樹立したばかり。まさに、「入り出したら止まらない」タイプのシューターだ。チームメイトであるゆえに、ふたりの対戦はこのコンテストでしか見ることができない。

5 / 6

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る