2013.04.27

【NBA】MVPはレブロン。でも「今季イチオシ」はこの男!

  • 佐古賢一●解説 analysis by Sako Kenichi
  • 甲斐啓二郎●写真 photo by Kai Keijiro, Getty Images

ホームで絶対的な強さを発揮した今シーズンのデンバー・ナゲッツ(写真はジャベール・マギー) 最終日まで熾烈な順位争いとなったレギュラーシーズンを経て、4月20日よりポストシーズンが開幕。現在、各カンファレンス8位以内に残った計16チームが、全米各地でプレイオフ1回戦を戦っている。どこがファイナルに進出するのか気になる一方で、NBAファンとして興味の尽きない話題は、「今シーズン、どのチームが一番面白いバスケットをしているか?」だ。今回の『佐古賢一のカットインNBA』では、今シーズン、特に目を奪われたチームやプレイヤーについて話を聞いた。

 まず、今シーズンを振り返る前に、「レギュラーシーズン」と「ポストシーズン」の違いについて触れておきたいと思います。現在行なわれているポストシーズンは短期決戦なので、「どこが勝ち上がるのか?」という点において、盛り上がることは間違いありません。しかし、純粋に試合を見ていて、「面白いバスケットをやっているな」と興味をそそられるのは、レギュラーシーズンのほうが多いと思います。というのもプレイオフという舞台は、オフェンスだけで勝ち上がれるほど甘くないので、比較的ディフェンスを重視した試合運びとなるからです。よって、普段のレギュラーシーズンでのプレイを振り返ったほうが、「今シーズン、どこが一番面白いバスケットをしているか?」が見えてくると思います。

 では、改めて今シーズンを語ると、まずはNBA史上歴代2位となる27連勝を成し遂げたマイアミ・ヒートに触れないわけにはいかないでしょう。レギュラーシーズンのヒートは、まさしく非の打ち所がないほど圧倒的な強さを見せてくれました。41年前にロサンゼルス・レイカーズが歴代1位の33連勝を樹立しましたが、相手チームを細かく分析するようになった今日の状況を踏まえると、ヒートの連勝記録はレイカーズのそれと同等だと思います。

 その連勝の立役者となったレブロン・ジェームズは、将来間違いなく「伝説のプレイヤー」と語り継がれるでしょうね。プレイオフ1回戦のミルウォーキー・バックス戦でも、レブロンは得点やアシストだけなく、地道にリバウンドを奪うなど、攻守に渡ってヒートの勝利に貢献しています。