【NBA】2012-13シーズン開幕。王者ヒートを倒すのはどこだ?
昨季の『ビッグ3』を上回る『ビッグ4』となったマイアミ・ヒート(左から、クリス・ボッシュ、レブロン・ジェームズ、レイ・アレン、ドゥエイン・ウェイド)NBA 2012-13シーズン展望
現地10月30日、2012-13年のNBAシーズンが幕を開ける。
今オフは例年と比べても、スター選手の移籍が多かった。その意味では、各チームでどういった化学反応が起こるのか予想しづらい、楽しみなシーズンでもある。大物選手ふたり(スティーブ・ナッシュ&ドワイト・ハワード)を獲得したロサンゼルス・レイカーズをはじめ、新戦力を加えたチームが巻き返しを図るのか、あるいは昨季と変わらぬ戦力で臨むチームが高いチームワークで勝ち進むのか......。今季の展望を、東西カンファレンスごとに見てみよう。
【イースタン・カンファレンス】
イースタンで、というよりも今季のチャンピオン最有力候補と目されるのが、昨年の王者マイアミ・ヒートだ。プロ入りから9年目でようやくNBA王座を戴冠したレブロン・ジェームズにとって、昨季は選手として、そしてリーダーとして一段上のステップに上がったシーズンとなった。
さらに今季のヒートは、ボストン・セルティックスからベテランシューターのレイ・アレンと、器用なフォワードのラシャード・ルイス(前ワシントン・ウィザーズ)を獲得。これにより、レブロン・ジェームズ、ドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュの『ビッグ3』にレイ・アレンを加えた『ビッグ4』が形成され、早くもアメリカの現地メディアは「レギュラーシーズンで65勝前後をマークし、かなり高い確率でファイナルに到達するだろう」と評している。
チャンピオンとしてシーズンを迎えるレブロンは、こう語る。
「レイ(・アレン)とラシャード(・ルイス)というシュートに長けたふたりが加わったことで、我々はより良いチームとなった。彼らが入ったことで、スペースをより広く使えるようになる。エキサイティングなプレイをお見せできるだろう」
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