日向坂46富田鈴花の「人生で一番、興奮した日」初のサーキット観戦は「涙が出ちゃいました!」 (2ページ目)

  • 吉田知弘●取材・文 text by Yoshita Tomohiro
  • TOBI●撮影 photo by TOBI

── 番組のMCが決まった瞬間は、どんな心境でしたか?

「本当に最初は知らないことばかりだったので、『私で大丈夫ですか?』という感じでした。『スーパーフォーミュラ』というものがどんなものか、まったく知りませんでしたし、F1という大きなカテゴリーは知っていたんですけど『(そのほかに)こういういろんなレースがあるんだ』という感じでした(苦笑)。

 MCもそんなに経験したことがなかったので、ひとりで務まるのかなと思いました。でも、スタッフのみなさんと打ち合わせした時に『知らない富田さんのままでいいんですよ』と言っていただけたので、そこから『がんばろう!』と思いました」

── それでも、初めての収録の時は緊張したのでは?

「めっちゃ緊張して、手汗が止まらなかったです(苦笑)。初回収録ということもあってか、けっこう関係者のみなさんがスタジオに見に来てくださっていて。しかも、初回のスペシャルゲストが近藤真彦監督......。

『こんなにすごい方たちを相手に、ひとりでMCしないといけない......』と思いました。ですけど、出演者のみなさん1人ひとりがMCのような振る舞いをしてくださったので、安心して初回収録を終えることができました。

 あと、近藤監督はアイドルで活躍されている時からレースもやっていたんだよ、というのを母から聞いたのを幼いながらにすごく覚えていたので、こんな形で(近藤監督に)お会いできるのがすごくうれしかったです」

── 番組を通していろんな取材に行かれたと思いますが、『スーパーフォーミュラが面白いな!』とハマった瞬間はどのタイミングでしたか?

「番組のお話をいただいてから、母とめちゃめちゃ勉強しました。鈴鹿での2020年のレースだったと思うんですけど、それを全部フルタイムで見て、そのほかのレースもダイジェスト版ですべてチェックしたので、その頃から没頭していきました。

 初回収録が始まる前までに、まずは選手のことを覚えなきゃいけないと思って、自分でノートを作って、選手の名前・誕生日・身長・体重などネットに載っていることは全部書き出しました。ある意味、ファンのような視点から勉強し始めたので、気がついたら没頭していたな......という実感はあります。

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